アディオス我が青春の居酒屋
もう20年ぐらい前。
大学時代によく通った居酒屋。
チェーン店なんだけど、居心地のいいところで、同級生達と夢を語り、たまには一人でのんびりと、好きだった女の子連れてった事もあった。兎に角良く飲みに行ってたそのお店。厳つい風体だけど若いもんに優しい大将と、その大将とは年齢的に不釣り合いな若さの片言の日本語を話す綺麗な中国人の奥さん。二人で切り盛りしてたその居酒屋。あっもう一人、名前は忘れたけど二人の子供、確か女の子だった。退屈そうにカウンターの中ウロウロしてたな。お金のない時「大将、今日1500円しかないからそれくらいでビールとあてちょうだい。」と学生とは思えない注文の仕方をする、当時下宿生だった、ひょっとするとまだ未成年だったかもしれない僕。「おう、わかった。ほんまに、、金ある時にこんかいや。」怖い顔してぶつくさ文句を言いながらビールをついでくれる大将。出されたビールと肴を腹にいれて、店を出ようとすると、「まだ腹減ってるやろう!?」と唐揚げやら刺身やら出してくれる。「お金ないからあかんて」と断ろうとするが「新メニューの試食やから食べて行き。」とニヤリと笑う大将。マグロの造りや鳥の唐揚げが新メニューな訳がない。「オトウサンノ、キガカワラナイウチニタベテタベテ!」と片言の奥さん。帰り際お礼をいうと「かまへんかまへん出世払いや!」とよく聞く気前のいい返事。僕の思い出の居酒屋。
大学を卒業してからもちょくちょく行ったけど、次第に足は遠のいて行った。先日近所を通りかかったので、十数年ぶりに顔を出そうと楽しみに店に向かった。「まだ出世はしてないけどまあいいだろう。大将覚えてるかな?」とワクワクしながら向かった。
歩く僕。変わらない店の看板が見えてくる。どうやらシャッターは閉まっている。まだちと早いのでこれからかな?とおもい店に近付くとまさかの張り紙。閉店、、しかも数日の差でした。

なんだかポカンとなりました。
お礼言いたいな、、
子供さん大きくなってるだろうな、、
もうええ歳の筈やし体でもこわさはったんやろか?
それとも独立してどっか別の店だした?
今となってはわからないけど元気でいてくれたらな。
とにもかくにもおつかれさま!
青春を有難う!
「八剣伝 王子公園駅前店」

消息さぐろっと。
奇跡的に何かご存知の人は教えてねん。

